ふくちのブックレビュー

著・高久多美男『扉を開けろ~小西忠禮の突破力~』フーガブックス(2017年)
「人生に待ち受ける扉で、簡単に開くものはない。もし簡単に開いたとすれば、それはあなたを成長させる節目の扉ではない。」日本人で初めてリッツで働き、超一流のレストランで修行した男性の実話。自戒の十ヶ条は必読。
著・岩田康子『ブルーベリーの実る丘から』創森社(2000年)
「あなたが土に心傾け、耳を澄ますと、きっとたくさんの大切なことを教えてくれます。」次々とやってくる逆境に対峙しながら知恵と才覚と努力で次々と困難を乗り越え、1本のブルーベリーから実り多い人生を送る女性の実話。
著・D・カーネギー(香山晶訳)『道は開ける』創元社(1999年)
この本は長い、多い、まどろっこしい。だけど、「問題の事実を冷静に把握し、あらゆる角度から分析し、どのような行動をとるべきかを考え、実行する」ことと、「最悪の状況を考えて腹を括ることにより、冷静な判断力が生じる」の2つが10代から私の心に留まっています。あなたはどこに傍線を引くでしょう?

3冊の本を選んだ理由

逆境の時、大抵の人は本を読む気持ちの余裕などない。だから順境の時こそ、本を読み、智慧を積み重ねておくと良い。それは知らぬうちに自身の血肉となって、まさかのピンチの時には、昔読んだあの人の、あの言葉やあの行動を思い出し、自分を支えてくれるかもしれない。「他人の一生をつかの間、疑似体験する。」それも読書の醍醐味だ。まちのステーション「ふくちのち」から、多くの皆さんが素敵な時間旅行に出発できますように。

村上有紀子[伊丹都市開発株式会社・参与]
兵庫県伊丹市で、活性化のためのさまざまなイベントを企画、運営するまちづくり会社に勤務。2016年ライブラリー・オブ・ザ・イヤーに輝いた伊丹市立図書館ことば蔵ではオープン前から市民協働のさまざまな事業を行っている。

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