ふくちのブックレビュー

文・西畠清順 画・そらみみ工房『そらみみ植物園』東京書籍(2013年)
こんな植物があるのか!!と衝撃を受けた1冊。世界中の様々な植物をいちいちおもしろい物語とともに紹介してあります。世界に70万種類もある植物一つひとつにこんな物語があるのかなと想像するだけでワクワクしてきます。自然がいっぱいの福智町。必死で生きる植物たち一つひとつに目を留めてみると新しい発見があるかもしれません。
著・大平一枝『信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ 漬け物から干し菓子まで、信州全土の保存食110品』誠文堂新光社(2014年)
長野県の郷土文化“お茶うけ”。手づくりの漬け物やお菓子と番茶を家族やご近所さんとともにいただく。九州からは遠い県の文化ですが、健康に良いのはもちろん、コミュニケーションのひとつとしてとても心が温まる文化のように感じます。地域の野菜や果物を使って、あなたも“お茶うけ”始めませんか?
著・大櫛ツチヱ『70年目の恋文』悟空出版(2015年)
93歳の妻が70年前に戦争で亡くなった27歳の夫へ捧げたラブレター。「貴方!!貴方!!」の呼びかけで始まるツチヱさんの手紙は、切ない恋心と夫への感謝の気持ちで溢れています。手紙を書くことが少なくなった現代。大切な人へたまには手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

3冊の本を選んだ理由

忙しい毎日。仕事に、人付き合いに、心が疲れてしまうこともあります。そんな時心を癒してくれるものはきっと身近にあるのではないでしょうか。疲れた時にぜひ読んでいただきたい、ワクワクしたり心が温まるような3冊を選んでみました。普段あまり意識しない身近なものを感じたり体感したりする時間をつくってみてはいかがでしょうか。家族や友達、おいしいご飯、温泉、花や緑、福智山……。きっと心が温まり、また頑張ろうって思えるはず。

松尾裕希(ふくちのち 学芸員・図書館司書)
1988年生まれ。福岡県宮若市出身。大学卒業後、飲食店等に勤務。2016年10月よりふくちのちスタッフとして福智町教育委員会生涯学習課へ。図書館・歴史資料館の勤務は初めて。趣味はお菓子作りや染織。ふくちのちを気軽に立ち寄っていただけるような空間にしたいです。

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