ピクトグラムを見るだけで、ふくちのちがわかる!?

2017/03/19

こんにちは。UMA/design farmの代表の原田祐馬です。ふくちのちは、建築・デザイン・編集の3つの事務所が設計チームとして、それぞれの職能を生かしながら建築を立ち上げていくプロセスとビジョンを組み立ててきました。UMA/design farmはその中で、シンボルマーク「ふ」のデザインやサインデザインなどを担当しています。開館直前までサイン設置やピクトグラムの検討を行ってきました。

今回はサインやピクトグラムについて書いてみたいと思います。
まず、このピクトグラムを見てみましょう。

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左から木槌、コーヒーカップ、♪、買い物袋、コック帽になります。これ本当に図書館でしょうか? 実は「ふくちのち」には、本を借りるだけでなく、本を通して広がる世界をさまざまな視点で体感できる空間となっています。例えば、木槌のピクトグラムがあるゾーンはものづくり工房となっており、3Dプリンターやレーザー加工機などデジタルファブリケーションを通してものづくりを学べる場があります。またその近くにはものづくりの本が並んでおり、「本」と「つくること」が一体となっています。ほかのピクトグラムに想像をふくらませて、ぜひ「ふくちのち」へ遊びに来てください。

もちろん、本も充実! それを表すサインは、本をモチーフにデザインしました。

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書架につく分類番号は本の形状になっています。注目して欲しいところは、小口がまるで紙の束のようにみえるように特別な木材を使っています。

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子ども専用の書架では、数字と色をわかりやすくデザイン。

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大型本はほかのものよりも、もちろん大型!

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福智町に暮らす中学生、高校生たちの活動名がついた「ふくトラ広場」はスペシャルに。

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スタッフオンリーは本を閉じました。

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多目的室は一筆書きの本が立っています!
これらはほんの一部です。サインを見て回るだけでも、1日中楽しめるくらいに隅々まで考えていますので、探検をしてみてはいかがでしょう? ありがとうございました。

原田祐馬
1979年大阪府吹田市生まれ。「UMA / design farm」代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「共に考え、共につくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。

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