「ふくちのちができるまで」をより魅力的に伝えるために

2017/03/18

私たちは「ふくちのち」設計にあたり、建築家・編集者・デザイナーがタッグを組み、チームを構成しています。今回は再び、設計チームより、編集事務所・MUESUMを主宰する多田智美がお届けします。開館を‪1年後に控えた頃、町内の方はもちろん、すべての人たちが開館をワクワク楽しみに待てるような状況が生み出せたらいいなぁという想いから、「ふくちのちができるまで」を魅力的に伝えていくためのメディアとして、WEB版と紙版をつくりました。‬‬

WEB版では、インターネットを介して、全国各地の方にご覧いただけるという特性を生かして、ふくちのちが生まれる場である福智町の魅力をさまざまな切り口で発信したいと考えました。いくつかのコンテンツをご紹介したいと思います。

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トップページからは8つの特集記事にアクセスできます。

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フィールドワーク企画では、奈良文化財研究所の研究者の方々に、「文化的景観学」という新たな学問の視点から、福智町の魅力を紐解いてもらいました。

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料理開拓人の堀田裕介さんには、福智町を拠点に活動する3か所の生産者さんを巡っていただき、それぞれの食材を使った美味しいレシピを開発いただきました。

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これから生まれる「ふくちのち」にとっては、すでに福智町を拠点に活動をする方々は「まちの先輩」だということで、さまざま分野で活躍する先輩たちを紹介してきました。

紙版では、さらにどんな施設ができるのかをわかりやすく伝え、さらに「こんなこともできるかも!」「あんなことやってみたい!」と楽しく想像が膨らませてもらえるようなコンテンツを盛り込みました。‬

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改装前の外観写真とふくちのちの機能をイメージしたイラスト。

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ふくちのちでこんなことができるらしい!という10の噂を紹介。

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1年の出来事を写真とコメントともにふりかえって紹介。

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施設内をイメージできるアクソメ図と各コーナーを紹介するスケッチ、また館長による開館に向けた想い、また準備を進める役場担当者の声を紹介。

建物が完成する前から、思い描いているシーンや起きたらいいなぁと思えることを発信することで、ふくちのちが描く未来のビジョンを共有し、そのビジョンを一緒に育てたい!と思ってもらうきっかけづくりになればと考えています。私たちが設計する上で大切にしたいこととして掲げた「自分たちのまちを、自分たちでつくる」は、設計者だけでは実現できません。WEBやタブロイドはほんのきっかけづくりにしかならないとは思いますが、少しでも「町内はもちろん、国内、世界中に仲間を見つけること」、また「今はもちろん、未来に仲間を見つけること」のお手伝いができていたらいいなぁと思います。さまざまな出来事、たくさんの人たちの想いが詰まった「ふくちのち」もいよいよ開館目前。どんな「ふくちのち」が生まれるのか、どんな「ふくちのち」が育っていくのか、これからが楽しみです。

多田智美[編集者/MUESUM]
1980年生まれ。龍谷大学文学部哲学科教育学専攻卒業後、彩都IMI大学院スクール修了。“出来事の創出からアーカイブまで”をテーマに、書籍やタブロイド、WEB、展覧会やイベント、プロジェクトなどの企画・編集を手がける。DESIGNEAST共同ディレクター。京都造形芸術大学非常勤講師。ウルトラファクトリーBYEDITディレクター。

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