伊方の引き出しを極力直そう その2

2017/03/02

前回は引き出しの採寸を行いました。今回はこの結果をもとに、毎度おなじみSketchUpを用いて、引き出しをモデリングしていきます。

箱の部分をモデリングする

今回モデリングする引き出しは、引き出す方向を軸とした線対称の構造物です。ということは、左半分をモデリングすれば、右半分はそれを反転することで得られ、両者を結合することで引き出しがモデリングできるということになります。引き出しごときで何ワケわかんない言ってんだよお前って感じですが、実際に作業を進めます。前回のポンチ絵をもとに、箱の部分の半分、142.5mm×389mmの矩形を描きます。

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次にこの矩形と外周の線を全て選択したうえで、右クリックをし、コンテキストメニューの中から「コンポーネントを作成」を選択します。

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ごちゃごちゃ言ってきますが、よく分からないのでシカトして「作成」をクリックしましょう。この程度ではコンピューターは壊れません。つぎに、メニューバーの「ウィンドウ」から「コンポーネント」を選択し、コンポーネントウィンドウを開きます。

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この「コンポーネント#1」というのが、さきほど作った矩形です。これを選択して、福岡平野、もといメインウィンドウにドラッグアンドドロップしてください。

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矩形が2倍に増えて嬉しいですね。そのうえで、追加した方を選択うえで、右クリックをし、コンテキストメニューの中から「反転方向」、さらに「コンポーネントの赤」を選択します。

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すると何も起きません。が、実は緑の軸と青の軸がつくる平面を基準に、手前の矩形と奥の矩形が鏡合わせになっているのです。手前を編集すると、その編集内容が奥の方にも反映されます。

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こんなふうに。便利ですね。ここからは手前の矩形を編集するだけでよいです。これで作業が半分になりますので、ガンガン進めていきましょう。まず、この矩形に「プッシュ/プル」で厚みを与えます。ポンチ絵によると、引き出しの外寸の高さは32mmですので、そのようにします。

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奥の方にも変更が反映されます。次に内部をくり抜きます。箱部分の内寸を採寸し、この数値にもとづき、矩形の上面に線を引きます。側面と手前の厚みが3.0mm、奥側の厚みが2.6mmでしたのでそのようにします。

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よく見ると、引き出しの奥側の角はアールが付いていましたので、ついでに再現してみました。つぎに、これを「プッシュ/プル」で30mm引っ込めます。

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ああ、なんかもう、ものすごく引き出しです。外側にも内側にも細かい溝があるのですが、それは後回しにして、次は取っ手の部分を……えっ、今回、もう終わりなんですか?! せっかくノッてきたのに……。というわけで、次回は取っ手の部分をモデリングしていきます。ご期待ください。

(撮影協力:山岡大地)

【その3へつづく】

渡邉朋也
1984年生まれ。東京都出身、山口県在住。コンピューターとインターネットを使った調べものをベースに、ものづくりやイベント、エッセイ、ダジャレなどを手がけている。好きな食べものはカレー。ちなみに伯父と従兄弟は福岡県北九州市在住。http://www.watanabetomoya.com/

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