金田のガードレールを極力直そう その5

2017/01/05

前回で必要なデータは一通り揃いました。いよいよガードレールを直します。

3Dプリンターで出力する

前回モデリングしたデータたちを3Dプリンターを用いて出力します。使用する3Dプリンターは、かつて弁城のベンチを直す際にも活躍したXYZprinting社の「da Vinci Jr. 1.0」です。私物です。

naoso_2-5_1

さっそく、付属のソフトウェア(XYZware)を起動し、ボルト、ナット、ワッシャーを配置します。

naoso_2-5_2

これで出力と行きたいところですが、3Dプリンターというのは、下の方からちょっとずつ溶けたプラスチックを積み上げていって、オブジェクトを成形していくため、オブジェクトの下の方が上の方より小さいものは、そのままでは出力することができません。そこで、サポート材を付加して出力します。

naoso_2-5_3

ボルトの頭の下に注目してください。サポート材が付加されました。この機能は大概の3Dプリンターにも搭載されていると思うので、お使いの3Dプリンターで適宜そのようにしてください。それではいざ出力です。

naoso_2-5_4

naoso_2-5_5

出来上がりました。およそ1時間30分。さすがにベンチのカバーより、だいぶ時間がかかってしまいました。

naoso_2-5_6-1

これがサポート材です。簡単に剥がれますので、思い切って剥がしましょう。

naoso_2-5_6-2

多少バリ(細かい突起)ができますので、お好みでヤスリなどをかけてください。今回は2つ同時に直すので、もう1回同じことを繰り返します。

naoso_2-5_4

naoso_2-5_5

とにかくガードレールが気になるので、即座にプレートからひっぺがし、福智町へと向かいます。

極力直す

福智町に帰ってきました。今日の福智町は雨模様です。

naoso_2-5_7

金田商店街へ向かいます。

naoso_2-5_8

そして、問題の駐車場へ。

naoso_2-5_9

naoso_2-5_10

ボルトが無くて気になります。何か大事なものを忘れているような、淡い気持ちになります。そんなにガードレールに思い入れがあるわけではありませんが、できれば気持ちをすっきりさせたいので、さっそく取り付けます。

naoso_2-5_11

naoso_2-5_12

naoso_2-5_13

naoso_2-5_14

naoso_2-5_15

naoso_2-5_16

無事取り付けることができました。もうひとつの箇所も取り付けます。

naoso_2-5_17

naoso_2-5_18

naoso_2-5_19

naoso_2-5_20

こちらも取り付けることができました。

naoso_2-5_21

周囲と見比べても違和感はまったく無いです。とても自然な仕上がりです。

naoso_2-5_22

とりあえず、これで大丈夫でしょう。

最後に

今後、金田の周辺で、ガードレールのボルトが欠落してしまった場合に備えて、今回作成したデータをThingiverseで公開しておきます。オープンな形式(パブリックドメイン)となっていますので、周辺の方、ぜひお役立てください。
http://www.thingiverse.com/thing:1883811

(撮影協力:山岡大地)

※今後、正規のボルトで修繕予定です! (福智町役場)

渡邉朋也
1984年生まれ。東京都出身、山口県在住。コンピューターとインターネットを使った調べものをベースに、ものづくりやイベント、エッセイ、ダジャレなどを手がけている。好きな食べものはカレー。ちなみに伯父と従兄弟は福岡県北九州市在住。http://www.watanabetomoya.com/

一覧に戻る