金田のガードレールを極力直そう その2

2016/09/12

前回は金田のガードレールの採寸を行いました。今回はこの結果をもとに、毎度おなじみSketchUpを用いて、ボルトのモデリングを進めていきます。

ボルトの頭をモデリングする

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まずはこの円の半径Rを求めます。そこで、実線部分(切片の断面)の頂点をA、左側の端点をB、右側の端点をCとし、それぞれを結ぶ三角形を描いてみます。

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△ABCの外接円が、いまその半径を求めようとしている円ということになりますので、こうなるともう正弦定理の出番です。数学Iで学んだあの正弦定理です。がしかし、いちいち計算していると、それだけで日が暮れてしまうので、ここは機械の力に頼りましょう。以下のウェブサイトにポンチ絵をもとに割り出した数値を入力し、ボタンをポチリと押していきます。

http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228774
http://keisan.casio.jp/exec/system/1260261251

すると、半径Rは25.1408335mmだということが一瞬でわかりました。ありがとう正弦定理。ありがとう数学I。早速、SketchUpで直径50.281667mmの正球をつくります。まずは、直径50.281667mmの円を描きます。

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次にこれをZ軸方向に90度回転させて縦に起こした上で、X軸方向に直径の長さだけ移動します。

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次に移動した円を、線ツールを使って、半分に分割。どちらか片方だけ残して、もう片方を消します。

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そしてフォローミーツールを使って、半円を下の円の外周に沿ってぐるりと回転させます。

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これで直径50.281667mmの正球の出来上がりです。
次にこの球をスライスします。球の頂点から高さ6mmのところに、球の断面よりも大きい平面を配置します。ここでは下にあった円を持ち上げますが、やり方はなんでも良いです。

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両方のモデルを選択したうえで、コンテクストメニュー(右クリックメニュー)を表示し、その中から「面を交差」という機能を使います。

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これでスライスが完了したので、下の方の、昔のダイエーのロゴみたいな部分を削除します。

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それっぽい形ができました。採寸結果によると、この断面の下に3mmの厚みがあるので、プッシュ/プルツールで厚みをつくります。

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これでボルトの頭の出来上がりです。

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ボルトの頭ができたところで、次はボルトのネジ部をモデリ……えっ、今回、もう終わりなんですか?! せっかく正弦定理を機械に計算させたのに……。というわけで、次回はボルトのネジ部をモデリングしていきます。ご期待ください。

(撮影協力:山岡大地)

【その3へつづく】

渡邉朋也
1984年生まれ。東京都出身、山口県在住。コンピューターとインターネットを使った調べものをベースに、ものづくりやイベント、エッセイ、ダジャレなどを手がけている。好きな食べものはカレー。ちなみに伯父と従兄弟は福岡県北九州市在住。http://www.watanabetomoya.com/

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